通信機器工業(読み)つうしんききこうぎょう(その他表記)telecommunication equipment industry

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「通信機器工業」の意味・わかりやすい解説

通信機器工業
つうしんききこうぎょう
telecommunication equipment industry

電話機,交換機,データ通信装置,搬送装置などの有線通信機器と,テレビ,ラジオなどの放送装置,無線通信装置などの無線通信機器,およびその応用機器,以上の機械や装置に使用する部品,材料を生産する工業総称。日本の通信機器工業の誕生は,明治初期の電信事業の開始にさかのぼる。 1953年に日本電信電話公社が発足し,通信施設の急速な拡張が行われて以来,通信機器工業は急激な拡大期を迎えた。近年は官公需要の依存体質からも脱却し,企業の市場開拓や通信の自由化などにより民間,海外需要も拡大傾向にある。また光ファイバ,デジタル化など技術開発による高性能化も進み,旧技術に依存するところの大きい中小企業は,技術開発の急速な進展にその対応を迫られている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...

連立の用語解説を読む