通津村(読み)つづむら

日本歴史地名大系 「通津村」の解説

通津村
つづむら

[現在地名]岩国市大字通津

南は長野ながの、西は高照寺こうしようじ山を境に祖生そお(現玖珂郡周東町)、北は六呂師ろくろし保津ほうづの各村に接する。集落は東の海岸沿いに集まる。

延宝八年(一六八〇)通津郷を分割してできた村で、延宝検地の村高一千三二三石余、うち田一千一三五石余、畑一八〇石余であった。その後海岸部の開発で、享保一一年(一七二六)には村高一千四八七石余、うち田一千二九一石余、畑一五八石余。当時の家数三六八軒、うち農家二二四軒、浦屋敷一〇〇軒、浦の裏屋敷四四軒、人口二千一五二人、牛八五頭、馬一五四頭、帆船八四艘(享保増補村記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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