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通貨安定基金 つうかあんていききんcurrency stabilization fund

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

通貨安定基金
つうかあんていききん
currency stabilization fund

為替レートの安定を目的に,外国為替市場において売買を行なうための資金金本位制度停止後の 1932年に創設されたイギリスの為替平衡勘定に始まり,その後フランス,アメリカ合衆国などに拡大,日本でも 1963年に創設された。1990年代以降はかつてのソビエト連邦,東ヨーロッパ諸国の市場経済化への改革手段の性格をもつ。市場経済化には自国通貨のハード・カレンシー化が必要であり,そのため西側の資金援助で自国通貨の市場価値を安定させる資金を創設して市場の信認を獲得し,対外取引の円滑化をはかる。こうしたねらいから 1990年初めにポーランドで通貨安定基金が創設され,1992年4月,先進7ヵ国財務大臣・中央銀行総裁会議 G7はロシアにも通貨安定基金をつくることを決定。1996年には国際通貨基金 IMFとロシア政府との間で,通貨安定基金として総額 102億ドルの融資が決定した。

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