為替平衡勘定(読み)かわせへいこうかんじょう(英語表記)exchange equalization account

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

為替平衡勘定
かわせへいこうかんじょう
exchange equalization account

1931年イギリスの金本位制度放棄によるポンドの為替相場の激しい変動を抑制する目的で設立された機関。平衡勘定は「1932年財政法」により設立され,2億 7500万ポンドの資金を与えられてイギリスに流出入する高額の国際短期資本 (ホット・マネー) のために乱高下するポンド相場の管理に出動して大きな成果をあげた。またアメリカの為替安定資金と異なり,流出入するホット・マネーが起す国内信用の縮小・膨張を抑制する機能をもち,注目すべき実績をあげた。制度上はポンド相場の乱高下の鎮静であったが,現実にはポンド相場の長期的な過小評価を目的とし,国際収支の均衡達成に重要な役割を果し,イギリスを 1930年代の世界不況から脱出させる力となった。

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デジタル大辞泉の解説

かわせへいこう‐かんじょう〔かはせヘイカウカンヂヤウ〕【為替平衡勘定】

政府や中央銀行外国為替相場を安定させるための資金として設けた勘定。相場が乱高下するような場合、為替の売買取引に介入する。

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