造嚢器(読み)ぞうのうき(その他表記)ascogonium

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「造嚢器」の意味・わかりやすい解説

造嚢器
ぞうのうき
ascogonium

子嚢菌類雌性配偶子嚢。雌性の細胞または器官の長いものは,多く生卵器というが,造精器からここへ雄性の核が移行してくる段階では造嚢器といい,造嚢器から突出した受精毛両性の核が入り,それが鉤形成をしながら分枝して,多くの子嚢を形成する。

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