造石税(読み)ぞうこくぜい

精選版 日本国語大辞典 「造石税」の意味・読み・例文・類語

ぞうこく‐ぜい ザウコク‥【造石税】

〘名〙 酒類醤油などの製造者に、造石数に応じて課した租税。〔太政官布告第一〇号‐明治一八年(1885)五月八日〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の造石税の言及

【酒屋会議】より

…当時の租税収入は地租,酒税などに限られていたことから,政府財源における酒税の占める割合は高かった。政府は明治初年からしばしば酒税を増徴し,1878年には清酒1石につき造石税1円だったのを80年には2円とした。そのため地方の酒造業者はその改正を要求し,おりから高まっていた国会開設運動と結んでその実現をはかろうとした。…

※「造石税」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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