連作歌曲(読み)れんさくかきょく(その他表記)song cycle; Liederzyklus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「連作歌曲」の意味・わかりやすい解説

連作歌曲
れんさくかきょく
song cycle; Liederzyklus

全体で大きなまとまりをなすように構想され作曲された一連歌曲ベートーベンの『はるかな恋人に寄す』,シューベルトの『美しき水車小屋の娘』『冬の旅』,シューマンの『女の愛と生涯』『詩人の恋』,ブラームスの『マゲローネによる歌』,フォーレの『優しき歌』,ドビュッシーの『ビリティスの歌』など。

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世界大百科事典(旧版)内の連作歌曲の言及

【歌曲】より

…ハイネやメーリケの詩作では,詩自体が,抒情的な暗示性や詩語そのものの響きにおいて音楽への著しい親和性を示す場合が少なくない。典型的な例は,ハイネの詩集《歌の本》によるシューマンの連作歌曲《詩人の恋》である。連作歌曲は,元来は小形式の作品である歌曲を花束のように編んで音楽的なサイクルとしてまとめたもので,シューベルトの《美しい水車小屋の娘》や《冬の旅》に始まり,ロマン派歌曲に豊かな色どりを添えた。…

※「連作歌曲」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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