連光寺村(読み)れんこうじむら

日本歴史地名大系 「連光寺村」の解説

連光寺村
れんこうじむら

[現在地名]多摩市連光寺一―六丁目・連光寺・馬引沢まひきざわ一―二丁目・諏訪すわ一―六丁目・聖ヶ丘ひじりがおか一―五丁目、府中市南町みなみちよう二―五丁目

現市域の北東部、多摩川南岸にある。東は大丸おおまる(現稲城市)、南は坂浜さかはま(現同上)黒川くろかわ(現神奈川県川崎市麻生区)、北は多摩川を隔てて府中宿・是政これまさ(現府中市)。北部を大栗おおくり川が北東流して多摩川に入る。治承四年(一一八〇)一二月一四日、源頼朝が武蔵国内の本知行地主職の安堵を行った時(吾妻鏡)小山田(稲毛)重成は平太弘貞の所領である「多西郡内吉富并一宮蓮光寺等」をも自らの所領として安堵を受けたが、のちに弘貞の申状によって重成の虚偽が露顕し、重成は怖畏のあまり籠居し、これらの地は弘貞に返付された(同書養和元年四月二〇日条)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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