ようにん‐かく【用人格】
- 〘 名詞 〙
- ① 江戸時代、大名、旗本などの家で、正式の用人ではなく用人待遇として扱われた身分をいう。
- [初出の実例]「今日よりして官名を改め、大月(トちょっと考へ)蔵人と改名させ、用人格(ヨウニンカク)に登用すれば、辞退いたさず受けをせよ」(出典:歌舞伎・鏡山錦栬葉(加賀騒動)(1879)序幕)
- ② 大名に金を貸す金主・銀主を家来に見立てての称。
- [初出の実例]「又金銀主を臣僚に比し用人格などと称ふもあり」(出典:随筆・守貞漫稿(1837‐53)七)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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