連鎖基準(読み)れんさきじゅん(英語表記)chain base; Kettenbasis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

連鎖基準
れんさきじゅん
chain base; Kettenbasis

指数を計算する際に,基準時を移動させて直前期間を基準とした指数をつくり,これを逐次連乗して最初の基準時と比較する方式。直前期間を基準とする各期の指数を連環指数,これを連乗して計算した比較時の指数を連鎖指数という。連鎖指数は比較時の基準が毎回変更されるため,ウエイト作成の作業量および系列を通じての一貫した比較の複雑性から,日本では本格的に採用されていなかった。しかし途中で品目やウエイトを変更する場合には利点もあり,さらに単に2時点だけでなく,すべてのデータを効率的に利用するという長所もあり,イギリス,スウェーデン,フランスなど国際的に採用する国がふえる傾向にある。日本でも消費者物価指数で,1976年報から特殊指数の一つとして年指数が公表された。

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