系列(読み)ケイレツ(その他表記)series

翻訳|series

デジタル大辞泉 「系列」の意味・読み・例文・類語

けい‐れつ【系列】

系統立って並んでいる一連物事。また、その配列。「歴史小説系列に属する作品
生産販売資本などによる企業間の結合関係。特に、継続的な取引関係を確保するための企業間の結びつき。「大企業系列に組み込まれる」
[類語]系統脈絡係属シリーズ

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精選版 日本国語大辞典 「系列」の意味・読み・例文・類語

けい‐れつ【系列】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 系統立てられた物事や数の配列。また、(組織的な)つながりのある物事の集まり。
    1. [初出の実例]「ともかくその系列の一端に連り得たといふ悦び」(出典:私の批評家的生ひ立ち(1939)〈河上徹太郎〉)
  3. 企業の結合形態の一つ。生産、販売、資本、技術、重役派遣などによる大企業相互間、あるいは大企業と中小企業との間にみられる企業の結合。
    1. [初出の実例]「うちの工場がO製紙の系列に入っていたことは、祐子も知っているだろう」(出典:われら戦友たち(1973)〈柴田翔〉二)

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岩石学辞典 「系列」の解説

系列

岩石系列(rock series)と同じである.自然の順序で配列することが可能な,一般的な特性をもつ岩石群岩石学的にはある系列の岩石は,単一地域に産出し,一つの明瞭な火成活動の時代に属するものである.これらは化学組成鉱物,組織などの類似性を持っている[Broegger : 1894, Tomkeieff : 1937].アソシエーションを考えた場合に,実際には同じ地域であっても成因的な関係は分かりにくいので,同じアソシエーションに属する岩石群の化学分析値の中で何かのパラメーターをとり,同じ線の近くか特定の範囲に入る岩石群を系列と呼んでいる[都城,久城 : 1975].1961年にこの語は層位学的な使用に限定すべきであることが薦められた[American Committee of Stratigraphical Nomenclature : 1961].アソシエーションや系列などはいずれも成因的に関係のありそうな岩石群を一括しようとする試みであるが,あいまいで混乱しているように見える.実際には成因的な関係の有無を決めることが難しいので,逆に適当な岩石群の中に化学組成などが同じような傾向が見られる場合に,それらが成因的に関係があると決めることが多い[鈴木 : 1994].

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「系列」の解説

系列

表計算ソフトなどにおいて、グラフ上で処理される、関連するデータの集まり。ワークシート上では、行や列を基準として表現される。

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普及版 字通 「系列」の読み・字形・画数・意味

【系列】けいれつ

一系に属する。

字通「系」の項目を見る

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