すべて 

遅れ馳せ(読み)オクレバセ

デジタル大辞泉 「遅れ馳せ」の意味・読み・例文・類語

おくれ‐ばせ【遅れ×馳せ/後れ×馳せ】

他の人よりも遅れて駆けつけること。「―に来る」
時機に遅れること。「―ながらお礼を申し上げます」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「遅れ馳せ」の意味・読み・例文・類語

おくれ‐ばせ【遅馳・後馳】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 他の人よりおくれてその場所にかけつけること。また、そのさま。おくれがけ。おくれあし。
    1. [初出の実例]「入善が郎等三騎(き)、おくればせに来(きたっ)ておちあふたり」(出典平家物語(13C前)七)
  3. 好機を逸した後で、何かをすること。時機を失うこと。また、そのさま。手おくれ。
    1. [初出の実例]「漕出す舟を呼ぶ後れ馳せ」(出典:俳諧・一息(1693か))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

すべて 

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android