時機(読み)ジキ

デジタル大辞泉 「時機」の意味・読み・例文・類語

じ‐き【時機】

何かを行うのによい機会。しおどき。しお。「時機を見て行動する」「時機到来」
[類語]機会チャンス好機時節頃合い頃おいときおり機運潮時しおどき潮合い時宜機宜好期適期時分時分どき商機勝機戦機千載一遇タイミングめった得難いまれかけがえのない希有けう盲亀もうき浮木ふぼく一期一会いちごいちえ見せ場決め所思いがけない思いがけず待てば甘露の日和ひよりあり折よく僥倖ぎょうこうここぞ一世いっせ一代最初で最後図らずも決定的瞬間契機

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精選版 日本国語大辞典 「時機」の意味・読み・例文・類語

じ‐き【時機】

〘名〙
① ある事を行なうのに適当な機会。時宜。機会。チャンス。
※貞享版沙石集(1283)四「内証はみな真如の一理を通達し、外有の時機を引入する方便」 〔魏徴‐李密墓誌銘〕
仏語。時と人。時代人間。また、正法・像法・末法などの時と、そのそれぞれの時に応じた資質衆生。〔往生要集(984‐985)〕

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普及版 字通 「時機」の読み・字形・画数・意味

【時機】じき

機会。時宜に投ずる。唐・杜鶴〔従叔に寄す〕詩 儒と爲らば皆立つべきも 自(おのづか)ら是れ時に拙なり

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