時機(読み)ジキ

デジタル大辞泉 「時機」の意味・読み・例文・類語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「時機」の意味・読み・例文・類語

じ‐き【時機】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ある事を行なうのに適当な機会。時宜。機会。チャンス。
    1. [初出の実例]「内証はみな真如の一理を通達し、外有の時機を引入する方便」(出典:貞享版沙石集(1283)四)
    2. [その他の文献]〔魏徴‐李密墓誌銘〕
  3. 仏語。時と人。時代と人間。また、正法・像法・末法などの時と、そのそれぞれの時に応じた資質衆生。〔往生要集(984‐985)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「時機」の読み・字形・画数・意味

【時機】じき

機会。時宜に投ずる。唐・杜鶴〔従叔に寄す〕詩 儒と爲らば皆立つべきも 自(おのづか)ら是れ時に拙なり

字通「時」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android