道も狭(読み)みちもせ

精選版 日本国語大辞典 「道も狭」の意味・読み・例文・類語

みち【道】 も 狭(せ)

  1. 道もせまく感じられるほどであるさま。道いっぱい。
    1. [初出の実例]「吹く風をなこその関と思へども道もせに散る山桜かな〈源義家〉」(出典:千載和歌集(1187)春下・一〇三)
  2. 単に道の意。
    1. [初出の実例]「朝風いとふ路次の道(ミチ)もせ、被衣用意もとくよりこれに」(出典:歌舞伎・四天王楓江戸粧(1804)三立)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android