道中差(読み)ドウチュウザシ

デジタル大辞泉 「道中差」の意味・読み・例文・類語

どうちゅう‐ざし〔ダウチユウ‐〕【道中差(し)】

江戸時代町人などが旅をするときに腰に差した、護身用の短い刀。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「道中差」の意味・読み・例文・類語

どうちゅう‐ざし ダウチュウ‥【道中差】

〘名〙 江戸時代、武士以外の者が旅をするときに携帯した護身用の脇差
※旅行用心集(1810)「道中ざしの大小は軽く短きを差べし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の道中差の言及

【脇指】より

…一般に脇指は鎬造(しのぎづくり),平造(ひらづくり)が多い。江戸時代には町人の道中用の護身刀(道中差(どうちゆうざし))としても用いられた。日本刀【原田 一敏】。…

※「道中差」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android