違無(読み)ちがいない

精選版 日本国語大辞典 「違無」の意味・読み・例文・類語

ちがい‐な・い ちがひ‥【違無】

連語〙 間違いはない。たしかである。
(イ) 相手ことばを受けて、相手の言っている内容が正しいことを表わす。そのとおりである。
※滑稽本・素人狂言紋切形(1814)下「『そんな奴は得て丙午な者だ』『違(チゲヘ)ねえ』」
(ロ) (「…にちがいない」の形で) その物事が確実に推量されること、きっと…だと思われるという意を表わす。
浄瑠璃蘆屋道満大内鑑(1734)四「成(なる)ほど成ほどぬしの咄にちがひない」
露団々(1889)〈幸田露伴〉八「世界中にひろまるに違(チガ)ひない」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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