遠て近きは男女の中(読み)とおくてちかきはだんじょのなか

精選版 日本国語大辞典 「遠て近きは男女の中」の意味・読み・例文・類語

とおく【遠】 て 近(ちか)きは男女(だんじょ・なんにょ)の=中(なか)[=間(あいだ)

  1. ( 「能因本枕‐一七一」の「遠くてちかき物ごくらく舟の道、男女の中」による ) 男女の仲が一見かけ離れているように見えて、意外に結ばれやすいことにいう。
    1. [初出の実例]「遠(トホ)くて近(チカ)きは男女(ナンニョ)の中(ナカ)、この時よりして実太郎と小柴とは、深き仲とぞなりにける」(出典人情本・恩愛二葉草(1834)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 チカ 実例 初出

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む