遠山天ノ作遺跡(読み)とおやまあまのさくいせき

日本歴史地名大系 「遠山天ノ作遺跡」の解説

遠山天ノ作遺跡
とおやまあまのさくいせき

[現在地名]横芝町遠山

木戸きど川水系の支谷を望む標高四二メートルの台地縁辺部に位置する。旧石器時代―縄文時代の遺跡。発掘調査は昭和五四年(一九七九)・同五八年の二回行われ、旧石器時代の石器集中地点は三つの文化層(立川ロームIII・VI・IX層)から九つ検出された。第二黒色帯下部(IX層)では四地点(第一―四群)にわたって、近傍の礫層中に産する小円礫を素材とした楔形石器とその削片を大量に生産した痕跡がみられ、出土量は一千八二点に達する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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