遠心式真空ポンプ(読み)えんしんしきしんくうポンプ(英語表記)centrifugal vacuum pump

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「遠心式真空ポンプ」の意味・わかりやすい解説

遠心式真空ポンプ
えんしんしきしんくうポンプ
centrifugal vacuum pump

遠心送風機を吸込み側で働かせる真空ポンプで,低真空用に用いられ,通常排風機と呼ばれる。内部潤滑油または封液の必要がないので,圧縮熱のため吐出し空気温度はかなり高温となり,また容量も大きいので,これを熱源として他に利用する場合もある。羽根車の周速度が高いため,水分を吸引することは危険である。そのため,前置セパレータによる水分離を確実に行わねばならない。

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