遠心送風機(読み)えんしんそうふうき

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百科事典マイペディア 「遠心送風機」の意味・わかりやすい解説

遠心送風機【えんしんそうふうき】

遠心羽根車(円周上に多数の羽根を取り付けたもの)をもつ送風機で,羽根出口の方向によりターボ式,ラジアル式,多翼式に分かれる。遠心羽根車は流量の割に圧力上昇が大きい場合に適し,通風・換気を主とするときは多翼式,圧縮を主とするときは多段のターボ式が使われる。→多翼ファン

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世界大百科事典(旧版)内の遠心送風機の言及

【送風機】より

…なお,ファンには横流式と呼ばれる形式も含まれる。遠心送風機は円周上に配列された多数の羽根からなる羽根車を回転させ,気体を外部より吸い込む。気体は羽根車内でその回転軸に垂直な面内を半径方向に流れるが,この間,気体には羽根車の回転による遠心力が作用するとともに羽根車流路に相対的な速度の変化に基づく圧力上昇が起こり,さらに外部から加えられた仕事で気体の絶対的な速度も増加しながら羽根車より流出する。…

※「遠心送風機」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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