遠藤中節(読み)エンドウ チュウセツ

20世紀日本人名事典 「遠藤中節」の解説

遠藤 中節
エンドウ チュウセツ

大正・昭和期の法医学者 岡山大学名誉教授;神戸医科大学名誉教授。



生年
明治22(1889)年

没年
昭和44(1969)年11月29日

出生地
京都市

学歴〔年〕
京都帝大医学部〔大正4年〕卒

学位〔年〕
医学博士

主な受賞名〔年〕
警察協力賞〔昭和30年〕,勲二等旭日重光章〔昭和40年〕

経歴
京大医学部医化学教室、法医学教室で研究を続け、大正12年助教授となりオーストリア留学、14年岡山大学教授となった。昭和19年京大教授を兼任。24年岡山大学医学部長、岡山医科大学長、同付属医学専門部長、29年神戸医科大学教授兼任、30年岡山大学名誉教授、31年神戸医科大学長、43年同大名誉教授、財団法人兵庫県ガンセンター理事長などを歴任した。「死体分解産物の化学的研究」「法医中毒学」の面で貢献、31年日本法医学会名誉会員、40年勲二等旭日重光章を受章した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「遠藤中節」の解説

遠藤中節 えんどう-ちゅうせつ

1889-1969 大正-昭和時代の法医学者。
明治22年9月19日生まれ。大正14年岡山医大教授となり,昭和19年京都帝大教授兼任。のち岡山大医学部長,神戸医大学長などを歴任。死体分解産物の化学的研究,法医中毒学の研究で知られた。昭和44年11月28日死去。80歳。京都出身。京都帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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