遠藤藤五郎(読み)えんどう とうごろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「遠藤藤五郎」の解説

遠藤藤五郎 えんどう-とうごろう

?-1867 幕末農民
駿河(するが)有渡郡(うどぐん)三保村(静岡県清水市)の人。同村海岸部の開墾許可を領主の三保神社神職太田健太郎に願いでるがいれられず,安政3年幕府代官所にうったえる。要求はいれられたが,のち文書ににせ判をつかったとして捕らえられ,慶応3年獄死。毒殺されたともいわれる。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典 「遠藤藤五郎」の解説

遠藤藤五郎

没年:慶応3?(1867)
生年:生年不詳
幕末の駿河国(静岡県)有渡郡三保村の農民。安政3(1856)年三保の新墾地をめぐり村内が対立したとき,藤五郎,兵五郎は小前百姓代表として幕府代官所に訴願して勝ったが,その後捕らえられ,獄死したという。死後「藤五郎稲荷」と神に祭られた。

(山田忠雄)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android