デジタル大辞泉
「遣り退ける」の意味・読み・例文・類語
やり‐の・ける【▽遣り▽退ける】
[動カ下一][文]やりの・く[カ下二]
1 巧みにやりとげる。やってのける。「もののみごとに―・ける」
2 車などを動かしてそこから退かせる。
「基盛が車を門外に立てたりけるを、御随身―・けよと責めけれども」〈盛衰記・二〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
Sponserd by 
やり‐の・ける【遣退】
- 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙
[ 文語形 ]やりの・く 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙 - ① 車などを進ませることによってそこから退かせる。
- [初出の実例]「よの人両車のつみといふ。くるまさき也。〈略〉ゆひつけて、両方へやりのけてさくなり」(出典:塵袋(1264‐88頃)六)
- ② 巧みにやりとげる。やってのける。
- [初出の実例]「彼れで無くては六づかしい事を遣りのける事はならぬ」(出典:この子(1896)〈樋口一葉〉)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 