日本大百科全書(ニッポニカ) 「遺伝有意線量」の意味・わかりやすい解説 遺伝有意線量いでんゆういせんりょうgenetically significant dose 集団を対象として放射線の遺伝的影響を評価する場合に用いられる計算上の線量値で、遺伝線量ともいう。集団を構成する各員の1年間の生殖腺被曝(ひばく)線量にそれぞれの人が被曝後子供をつくる可能性で重みづけをした合計線量(男女別、年齢別に子供の期待数を掛けて、合計する)を、それらの人々から将来生まれるであろう子供の総期待数で除して、子供1人当りの平均の被曝量として表す。[田島弥太郎] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例