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遼餉 りょうしょうliao-xiang; liao-hsiang

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

遼餉
りょうしょう
liao-xiang; liao-hsiang

中国,末の臨時付加税の一つ。遼東方面の軍事費という意味である。万暦 44 (1616) 年満州でヌルハチ (奴児哈赤) が後金国を建て,遼東に勢力を伸ばすと,明ではその防衛のために巨額の軍事費を必要とするにいたった。そこで明では臨時の付加税として遼餉を徴収した。同 46年に田地1畝につき銀3厘5毛という率で徴収したが,のち漸増し年額 520万両を得るにいたった。最初遼餉は臨時税であったが,明の滅亡まで廃止されず農民を苦しめた。

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世界大百科事典内の遼餉の言及

【万暦帝】より

…このころ,東北ではヌルハチが満州族を統一し,1618年遼東の要地撫順城を奪うにいたった。明朝は戦費をまかなうため,遼餉(りようしよう)の名で租税の増徴を行ったので,農民の負担は急増し,とりわけ華北で彼らの窮乏化が顕著となった。帝の最晩年,中央政府内部では,皇太子の選定問題を契機に東林派と非東林派の官僚のあいだで激しい党争が展開され,明朝は一貫した政治方針を打ち出す力を失っていった。…

※「遼餉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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