図書館情報学用語辞典 第5版 「部分開架式」の解説 部分開架式 書庫の管理方式の一つで,蔵書の一部分を開架にし,その他を閉架式書庫に収納すること.すなわち,開架式と閉架式を併用することをいう.原則的に図書館では開架式が望ましいとされるが,主に書架スペースや資料の管理や保存上の理由により,この方式をとる場合が多い.また開架書架の資料数が膨大になりすぎると,利用者は求める資料を探しにくくなるということも関連している.開架の程度は図書館によってさまざまであるが,一般には利用頻度の高い資料を開架にし,利用頻度の低い資料や貴重書などを閉架とすることが多い.運営にあたっては,利用者が混乱しないよう開架資料と閉架資料の区別を明確にしておくことや,一定の基準により開架資料の更新を行うなどの配慮が必要である.なお,図書館の蔵書すべてを開架にすることを完全開架式という.[参照項目] 閉架式 出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報 Sponserd by