デジタル大辞泉
「蔵書」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ぞう‐しょザウ‥【蔵書】
- 〘 名詞 〙 書物を所有すること。また、その書物。蔵本。
- [初出の実例]「蔵書 ざうしょ」(出典:落葉集(1598))
- 「貴兄御蔵書之焼失に比し候はば」(出典:白石先生手簡(1725頃)三)
- [その他の文献]〔韓非子‐喩老〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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蔵書
図書を所有すること,またその図書.一般には,個人,図書館,機関,団体が所蔵する多数の図書をいい,1冊をいう場合も多数の図書の中の1冊の意味を持つ.図書以外の逐次刊行物などを含む資料一般に広義に用いることもある.多数の図書が相互に有機的につながりを持つと,蔵書は各図書の単純合計以上の意味を持つが,ばらばらに収集されると個々の図書も蔵書全体も意味を失ってしまう.蔵書のこのような有機的性格に着目して蔵書構成という概念を確立したのは,中田邦造(1897-1956)である.1956年のイリノイ大学のセミナーでも蔵書のこの性質が発見され,以後,米国ではbook selectionに代わってcollection developmentが基本概念となった.また図書館蔵書は限りなく増加する性質を持ち,この特質をランガナータンは“a growing organization”と呼んだ.
出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報
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普及版 字通
「蔵書」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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蔵書
ぞうしょ
Cang-shu; Ts`ang-shu
中国,明末の思想家李卓吾が撰した史論集。『李氏蔵書』ともいう。 68巻。万暦 27 (1599) 年初版。戦国時代から元末までの人物を中心とした紀伝体の評論。李の死後,別に『李氏続蔵書』 (27巻) が同 39年に出版され,明代を扱っている。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の蔵書の言及
【李贄】より
…仮借ない社会批判の舌鋒もさることながら,鋭い切れ味をみせる筆力のゆえに出版界の寵児でもあった李贄に仮託した著書も多い。《焚書》《続焚書》《蔵書》《続蔵書》《李温陵集》が主著である。他に編纂,読評ものがある。…
※「蔵書」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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