事典 日本の地域ブランド・名産品 「都城大弓」の解説
都城大弓[竹工]
みやこのじょうだいきゅう
主に都城市・北諸県郡三股町で製作されている。江戸時代、都城では薩摩藩の武士のために弓をつくっていたが、明治時代に鹿児島県川内地区から楠見善治が弓づくりの新たな技術をもたらしてさらに発展した。竹と櫨の木を素材にした都城大弓は、矢を放った後の衝撃吸収や弦音の美しさに優れる。現在国内で製造される竹弓の約90%を生産。宮崎県伝統工芸品。1994(平成6)年4月、通商産業大臣(現・経済産業大臣)によって国の伝統的工芸品に指定。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報