都城(読み)トジョウ

デジタル大辞泉の解説

と‐じょう〔‐ジヤウ〕【都城】

周囲に城壁をめぐらした都市。また、城郭のある都市。

みやこのじょう〔みやこのジヤウ〕【都城】

宮崎県南西部、都城盆地の大半を占める市。もと島津氏支藩の城下町ラッキョウ・茶の産地。平成18年(2006)1月、山之口町高城町・山田町高崎町と合併。人口17.0万(2010)。

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世界大百科事典 第2版の解説

とじょう【都城】

都城とはもともと城郭に囲まれた都市をさすが,一般には特に国の首都ないし副都となった都市をさすことが多い。中国で最初の統一王朝を建国したの始皇帝は,長安(現,西安)の北西にあたる咸陽城を拡張して統一帝国の首都にふさわしい大都城としたが,秦の滅亡の際にすっかり焼き払われた。前漢は長安に,後漢は洛陽にそれぞれ都城をおいて以後,これら長安と洛陽は,しばしば後の王朝の首都あるいは副都となった。すなわち長安は五胡十六国時代の前趙,夏,前秦,後秦と西魏,北周,隋,唐の各王朝の首都であり,洛陽は三国の魏,西晋,北魏,後唐の首都で,隋と唐の副都とされた。

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大辞林 第三版の解説

とじょう【都城】

城郭をめぐらした都市。 〔本来、中国の長安・洛陽のような城郭に囲まれた都市をいう〕

みやこのじょう【都城】

宮崎県南西部の市。都城盆地の商業・交通の中心。島津氏発祥の地で、江戸時代には薩摩藩支藩が置かれた。

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精選版 日本国語大辞典の解説

と‐じょう ‥ジャウ【都城】

〘名〙
① 城郭をめぐらした都市。城市。本来中国の洛陽・長安などのように、城廓に囲まれた古代都市をさす。日本では城郭的色彩は稀薄であるが、古代中国の都制に従い、この名が用いられ、難波長柄豊碕宮(なにわのながらとよさきのみや)・藤原京など、宮城を中心に坊条制に基づく中国的な都城の制が発達した。
※続日本紀‐延暦三年(784)六月己酉「於是、経始都城、営作宮殿」 〔春秋左伝‐隠公元年〕
② 特に、釈迦が太子であった頃の居城迦毘羅城。
平治(1220頃か)上「都城よりたつみへさる事二百里なり。梵王のたち給ふ三百余尺の馬脳の塔あり」
③ 薩摩国(鹿児島県)で、在郷士族の集落をいう。

みやこのじょう みやこのジャウ【都城】

[1]
[一] 宮崎県南部の地名。島津氏発祥の地で、江戸時代は薩摩藩支藩の城下町として発展。農林畜産物の集散地で、その加工、木工業が盛ん。大正一三年(一九二四)市制。
[二] 明治四年(一八七一)飫肥(おび)県全域と延岡・高鍋・鹿児島の各県の一部を統合して日向国に置かれた県。同六年に美々津県と合併して宮崎県となる。
[2] 王城の地としての都。とじょう。
※説経節・さんせう太夫(与七郎正本)(1640頃)下「いさやつちぐるまをつくって、みやこのしゃうへひいてとらせんとて、みやこのじゃうへぞひいたりける」

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