都市基盤施設(読み)としきばんしせつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「都市基盤施設」の意味・わかりやすい解説

都市基盤施設
としきばんしせつ

都市のさまざまな活動を支える最も基本となる施設。道路鉄道等基幹交通施設,上下水道,電気・ガス等エネルギー関連施設,ゴミ・汚水等処理施設などが該当する。近年は,上記施設群に加え,情報通信施設,基幹緑地・公園などのシステムや施設も都市基盤施設として扱われるようになってきている。これまで都市部におけるおもな公共投資の対象となって進められてきているが,近年の地価高騰により,施設自体の整備費より用地取得費が大きな比重を占めるため,計画どおりには進んでいない。したがって,都市基盤施設を含めた社会資本蓄積が欧米並みになるまでにはかなりの時間を要する。

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