都怒我阿羅斯等(読み)つぬがあらしと

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「都怒我阿羅斯等」の解説

都怒我阿羅斯等 つぬがあらしと

日本書紀」にみえる意富加羅(おおから)国(朝鮮)の王子
崇神(すじん)天皇のとき渡来し,垂仁(すいにん)天皇に3年間つかえた。帰国の際に崇神天皇の御間城(みまき)の名を国名にするように命じられ赤絹をあたえられた。帰国後,国号を弥摩那(みまな)にかえたという。于斯岐阿利叱智干岐(うしきありしちかんき)ともいう。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の都怒我阿羅斯等の言及

【越前国】より

…とくに九頭竜川の河口の坂井郡三国と嶺南の敦賀郡角鹿(敦賀)とは港として重要な役割を果たした。さらに日本海を通した海外との交流も多く,《日本書紀》には崇神朝に加羅国王子の都怒我阿羅斯等(つぬがあらしと)が笥飯(けひ)浦(敦賀市気比神社付近)に来泊したという伝承が見える。また敦賀には松原客館が置かれ,渤海との交渉の拠点となった。…

【敦賀[市]】より

…故(かれ),其処をなづけて角鹿と曰ふ〉という所伝を載せる。この人は意富加羅(おおから)国の王子都怒我阿羅斯等(つぬがあらしと)と名のったという。この地が早くから朝鮮方面との交渉をもったことを反映するものである。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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