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都怒我阿羅斯等 つぬがあらしと

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

都怒我阿羅斯等 つぬがあらしと

日本書紀」にみえる意富加羅(おおから)国(朝鮮)の王子。
崇神(すじん)天皇のとき渡来し,垂仁(すいにん)天皇に3年間つかえた。帰国の際に崇神天皇の御間城(みまき)の名を国名にするように命じられ赤絹をあたえられた。帰国後,国号を弥摩那(みまな)にかえたという。于斯岐阿利叱智干岐(うしきありしちかんき)ともいう。

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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

都怒我阿羅斯等

『日本書紀』に登場する伝説上の人物。別名は,于斯岐阿利叱智干岐。崇神天皇のとき,加羅国の王子都怒我阿羅斯等が,天皇に会おうと出雲を経て笥飯浦(敦賀市)へきたが,天皇が亡くなったので,阿羅斯等は次の垂仁天皇に3年仕えた。垂仁天皇は,御間城(崇神)天皇の名をお前の国の名にしろと命じ,赤絹を与えて阿羅斯等を本国へ帰した。これが,弥摩那(任那)という国名の起源となった。その後,新羅国の兵が赤絹を奪ったので,以来この両国は恨み合っていると伝える。また,阿羅斯等が本国で得た霊石が女に変わったが,女はそののちに姿を消したので,阿羅斯等は彼女を捜しに日本へきた。彼女は難波,豊後の比売語曾社の神となった,と別伝にある。これらの『日本書紀』の話は,『古事記』の天之日矛の伝承に酷似するので,『古事記』の話をもとにして作られたものだといわれる。<参考文献>神田秀夫「天之日矛」(『国語国文』1960年2月号)

(佐佐木隆)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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世界大百科事典内の都怒我阿羅斯等の言及

【越前国】より

…とくに九頭竜川の河口の坂井郡三国と嶺南の敦賀郡角鹿(敦賀)とは港として重要な役割を果たした。さらに日本海を通した海外との交流も多く,《日本書紀》には崇神朝に加羅国王子の都怒我阿羅斯等(つぬがあらしと)が笥飯(けひ)浦(敦賀市気比神社付近)に来泊したという伝承が見える。また敦賀には松原客館が置かれ,渤海との交渉の拠点となった。…

【敦賀[市]】より

…故(かれ),其処をなづけて角鹿と曰ふ〉という所伝を載せる。この人は意富加羅(おおから)国の王子都怒我阿羅斯等(つぬがあらしと)と名のったという。この地が早くから朝鮮方面との交渉をもったことを反映するものである。…

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