酒外(読み)さけはずれ

精選版 日本国語大辞典 「酒外」の意味・読み・例文・類語

さけ‐はずれ‥はづれ【酒外】

  1. 〘 名詞 〙さかはずれ(酒外)
    1. [初出の実例]「親子の堅めの盃、是へ是へと、取交すを〈略〉酒(サケ)はづれせぬ様に、二人もあがれ」(出典浄瑠璃・男作五雁金(1742)天満砂原兵法)

さか‐はずれ‥はづれ【酒外】

  1. 〘 名詞 〙 酒席にありながら、ひとり酒を飲まないでいること。さけはずれ。
    1. [初出の実例]「下戸(げこ)のさかはづれはせぬものじゃ」(出典:浄瑠璃・一心五戒魂(1698頃)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android