酔いを憎みて酒を強う
願っていることと実際の行いとが、相反していることのたとえ。
[由来] 「[孟子]―離婁・上」に出て来る、孟子のことばから。「仁(思いやり)」の政治を行わなければ、国が乱れて、王や貴族たちは命を失いかねない、というのが、孟子の主張。それなのに、死を恐れながら「不仁」の行いを楽しんでいるというのは、「酔いを悪みて酒を強う(深酔いするのは嫌なくせに、無理してまで酒を飲む)」のと同じだ、と批判しています。
出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報
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