ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「酵素活性」の意味・わかりやすい解説 酵素活性こうそかっせいenzyme activity 酵素の示す触媒作用の有無,あるいは触媒作用の強さをいう。生体蛋白質である酵素は,種類に応じて種々の化合物の分解,合成,酸化,還元,異性化を触媒する。これらの反応は通常,常温,常圧,中性付近の pHで行われる。触媒作用の強さは,次のように表わされる。 (1) 定められた条件下で,毎分基質1μmolの変化を触媒する酵素量を1単位 (unit酵素単位) とする。 (2) 酵素蛋白質 1mgあたりの酵素単位を比活性という。 (3) 酵素1μmolあたりの酵素単位,すなわち酵素1分子が毎分変化させる基質分子の数をモル活性と呼ぶ。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by