酸基(読み)サンキ(その他表記)acid radical

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「酸基」の意味・読み・例文・類語

さん‐き【酸基】

  1. 〘 名詞 〙 酸の分子から金属原子と置換し得る水素原子を一個以上除いた残りの原子または原子団。塩の陰性部分をなす。硝酸基 NO3, 硫酸基 SO4 など。酸根。〔稿本化学語彙(1900)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「酸基」の意味・わかりやすい解説

酸基
さんき
acid radical

酸解離する水素原子をもつ酸の分子からその水素原子を除いた残りの原子団。カルボン酸R-COOHではR-COO-が酸基である。水素が陽イオンとして解離したとすると、残りはR-COO-陰イオンとなるが、このようなときには酸根ということもある。

[岩本振武]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む