醜の御楯(読み)シコノミタテ

デジタル大辞泉 「醜の御楯」の意味・読み・例文・類語

しこ‐の‐みたて【醜の×楯】

天皇の楯となって外敵を防ぐ者。武人自分を卑下していう語。
「今日よりは顧みなくて大君の―と出で立つわれは」〈・四三七三〉

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関連語 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「醜の御楯」の意味・読み・例文・類語

しこ【醜】 の 御楯(みたて)

  1. ( 「楯」は矢を防ぐ具 ) 卑しい身で天皇のために楯となって外敵を防ぐ者。一説に、天皇の守りの強力な楯となる者。
    1. [初出の実例]「今日よりは顧みなくて大君の之許乃美多弖(シコノミタテ)と出で立つわれは」(出典万葉集(8C後)二〇・四三七三)

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