醺然(読み)クンゼン

デジタル大辞泉 「醺然」の意味・読み・例文・類語

くん‐ぜん【×醺然】

[ト・タル][文][形動タリ]酒に酔って快いさま。
安酒に―としている私を嘲笑あざわらっているのではない」〈井伏・夜ふけと梅の花〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「醺然」の意味・読み・例文・類語

くん‐ぜん【醺然】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 酒に酔って気持のよいさま。
    1. [初出の実例]「其酒を飲むや僅に一二小瓶をす時は醺然として酔ひ」(出典三酔人経綸問答(1887)〈中江兆民〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android