精選版 日本国語大辞典 「重六」の意味・読み・例文・類語
じゅう‐ろくヂュウ‥【重六】
- 〘 名詞 〙 二個の賽(さい)に共に六の目が出ること。ちょうろく。
- [初出の実例]「双六のさいのめに〈略〉二が二つおりたるを重二といふ、重五(でっく)重(ヂウ)六といふも謂たり」(出典:金刀比羅本平治(1220頃か)上)
ちょう‐ろく【重六】
- 〘 名詞 〙 二個の采(さい)にともに六の目が出ること。じょうろく。じゅうろく。
- [初出の実例]「今晩の床はふらうかふるまいか 川原の涼み重一重六」(出典:俳諧・西鶴大矢数(1681)第五)