コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

重黎 ちょうれいChóng Lí

世界大百科事典 第2版の解説

ちょうれい【重黎 Chóng Lí】

中国の開闢(かいびやく)説話にみえる神。《山海経(せんがいきよう)》大荒西経に,帝が重と黎とに命じて天地を隔てさせたことがみえ,《書経呂刑(りよけい)では蚩尤(しゆう)が乱を作(お)こし,苗(びよう)民が虐を為すので,重黎に命じて天地を隔絶させたとする。〈呂刑〉は姜(きよう)姓と苗民との闘争を経典化したものであるが,重黎は先公としてその世系にみえ,当時の楚の役割を示す説話であろう。《国語》楚語にも,民と神とを分かつためであったとしている。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内の重黎の言及

【中国神話】より

…姜姓四国は嶽神伯夷の子孫であるが,苗民が帝意に従わず,帝が伯夷に命じて刑典を作らせた次第をしるす。苗民が虐をなして神と人との世界が乱れ,帝は重黎に命じて天地を隔絶させるという天地開闢の説話がそこに語られるが,重黎は楚の祖先神とされるものである。すると羌・苗の闘争に,楚が介入したことが考えられよう。…

※「重黎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

重黎の関連キーワード祝融顓頊盤古

今日のキーワード

ムガベ大統領

1924年、英植民地の南ローデシア(現ジンバブエ)生まれ。解放闘争に参加し、80年にジンバブエを独立に導いた。同年から首相、87年から大統領として実権を握り続けた。2000年以降は白人農場主の農園を強...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android