野出春日神社(読み)のいでかすがじんじや

日本歴史地名大系 「野出春日神社」の解説

野出春日神社
のいでかすがじんじや

[現在地名]河内町野出

くまノ岳の南麓山裾にあり、祭神は天児屋根命。もと春日大明神社といい、承応元年(一六五二)一二月の三名字建立寺社書立(田尻文書)に「春日大明神社 大多尾村ニ有、内田建立 右同神社 野出村ニ有 上妻建立 右四社祭礼并修理等、三名字今是勤ム」とあり、春日大明神が大多尾おおたお村・野出村にそれぞれあり、大多尾村の神社は山上三名字の一つ内田氏が、野出村の神社は上妻氏が建立し、祭礼・修理などを勤めたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android