デジタル大辞泉 「野崎参り」の意味・読み・例文・類語 のざき‐まいり〔‐まゐり〕【野崎参り】 野崎観音に参拝すること。浄瑠璃「新版歌祭文」で有名になり、春秋2回行われた無縁経の法会に、屋形船で参拝に来る人と陸路を来る人とがののしり合う奇習があった。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
世界大百科事典(旧版)内の野崎参りの言及 【野崎観音】より …元和年間(1615‐24)曹洞宗の僧青厳が復興してから,大坂商人の絶大な信仰を得て,その援護のもとに栄えた。春秋2回の無縁経の法会に,大坂方面から野崎参りと称して参詣者が多く,そのとき寝屋川の船路による者と土手の陸路を歩む者が互いにののしり合う奇習があって名高い。〈お染・久松〉(お染久松物)の悲恋物語の舞台としても知られ,いま本堂の後方に,2人の墓が残っている。… ※「野崎参り」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」