コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

野崎観音 ノザキカンノン

4件 の用語解説(野崎観音の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

のざき‐かんのん〔‐クワンオン〕【野崎観音】

野崎にある曹洞宗慈眼寺の通称。また、その本尊である十一面観音の通称。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

のざきかんのん【野崎観音】

大阪府大東市にある曹洞宗の寺。正称は福聚山慈眼(じげん)寺。創建年代不詳。本尊は行基の作と伝える十一面観音。平安中期一条天皇のころ江口の遊女が寺堂を再建し,1294年(永仁2)僧入蓮が再び伽藍を修造したと伝えるが,1565年(永禄8)三好・松永の兵火によって全焼したという。元和年間(1615‐24)曹洞宗の僧青厳が復興してから,大坂商人の絶大な信仰を得て,その援護のもとに栄えた。春秋2回の無縁経の法会に,大坂方面から野崎参りと称して参詣者が多く,そのとき寝屋川の船路による者と土手の陸路を歩む者が互いにののしり合う奇習があって名高い。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

のざきかんのん【野崎観音】

大阪府大東市野崎にある曹洞宗慈眼寺の通称。また、その本尊の十一面観世音のこと。境内にはお染・久松の塚がある。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

野崎観音
のざきかんのん

大阪府大東(だいとう)市野崎にある曹洞(そうとう)宗の寺。正称は福聚山慈眼寺(ふくじゅさんじげんじ)で、野崎観音は俗称。本尊は十一面観音。山城(やましろ)(京都府)の地蔵院とゆかりが深く、インドのバーラーナシーの大悲観音の聖蹟(せいせき)を模したものといわれる。開基は不詳で、一条(いちじょう)天皇(在位986~1011)の時代に摂津江口(えぐち)(現東淀川(ひがしよどがわ)区)の遊女が本堂を再興したと伝えられる。1565年(永禄8)三好(みよし)・松永の兵によって全焼、元和(げんな)年間(1615~24)に青(せいがん)が重興した。本尊十一面観音像は行基(ぎょうき)の作と伝えられ、縁結び、子授けに霊験があるという。この寺は江戸時代には大坂商人の厚い帰依(きえ)を受けた。近世、春秋2回行われた無縁経(むえんきょう)の法会(ほうえ)(現在5月1~10日)には寝屋川の水路と土手の陸路を行く参拝客が罵声(ばせい)を交わしながら訪れ、その風習は野崎詣(もうで)として知られ、近松門左衛門『女殺油地獄(おんなころしあぶらのじごく)』の舞台ともなった。[菅沼 晃]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

野崎観音の関連キーワード青松寺野崎正法寺竜門寺花岳寺耕雲寺長勝寺報恩寺永光寺竜穏寺

今日のキーワード

パラチオン、パラチオンメチル

パラチオンは無色で油状の液体、パラチオンメチルはコハク色の液体。ともに毒性が強く、有機リン系殺虫剤として使用された。50年代以降、稲の害虫被害を防ぐことが確認され、広く導入された。しかし、農民の中毒死...

続きを読む

コトバンク for iPhone

野崎観音の関連情報