世界大百科事典(旧版)内の野村朱鱗洞の言及
【層雲】より
…46年6月復刊,現在に至る。当初は河東碧梧桐らの新傾向俳句に呼応,また,ドイツ文学を中心にした翻訳紹介に力を注いだが,1912年ごろから〈真実を求むる心〉(井泉水)のリズムをそのままに書きとめる自由律俳句を提唱,尾崎放哉,種田山頭火,野村朱鱗洞(1893‐1918)らが輩出した。昭和初期にはプロレタリア文学の影響下に,栗林一石路(1884‐1961),橋本夢道(1903‐74)らも出た。…
※「野村朱鱗洞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」