野村朱鱗洞(読み)ノムラ シュリンドウ

20世紀日本人名事典 「野村朱鱗洞」の解説

野村 朱鱗洞
ノムラ シュリンドウ

明治・大正期の俳人



生年
明治26(1893)年11月26日

没年
大正7(1918)年10月31日

出生地
愛媛県松山市小唐人町

本名
野村 守隣

別名
別号=柏葉,朱燐洞

経歴
少年時代から俳句をはじめ、大正初年荻原井泉水に師事して「層雲」に参加する。新傾向俳句自由律俳句をつくり、没後礼讃」が刊行された。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の野村朱鱗洞の言及

【層雲】より

…46年6月復刊,現在に至る。当初は河東碧梧桐らの新傾向俳句に呼応,また,ドイツ文学を中心にした翻訳紹介に力を注いだが,1912年ごろから〈真実を求むる心〉(井泉水)のリズムをそのままに書きとめる自由律俳句を提唱,尾崎放哉種田山頭火,野村朱鱗洞(1893‐1918)らが輩出した。昭和初期にはプロレタリア文学の影響下に,栗林一石路(1884‐1961),橋本夢道(1903‐74)らも出た。…

※「野村朱鱗洞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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