日本歴史地名大系 「野狐台」の解説 野狐台やつこだい 千葉県:佐倉市佐倉城下野狐台[現在地名]佐倉市野狐台町踊尾余(おどりびよう)の東に位置する城外の侍屋敷地で、台地上に立地。北は成田道に沿う弥勒(みろく)町。大久保忠朝時代の佐倉絵図(小田原市立図書館蔵)には八子台、稲葉正知時代の佐倉城府内之図(佐倉市蔵)にはヤコタイ、堀田正愛時代の佐倉城絵図(佐倉市史付図)には白狐台とみえる。大久保忠朝時代には先手組長屋・持組組長屋、松平乗邑時代には足軽小屋があった(「佐倉城絵図」篠丸家蔵)。安政年間(一八五四―六〇)には野狐台と称され、面積は御旗組長屋五八二坪・御先筒同心組長屋一千五四〇坪・御先弓同心組長屋一千七八三坪・御先筒同心組長屋二筆三千三四九坪・空屋一千五〇〇坪であった(「佐倉城外屋敷地長屋地分間坪詰絵図面」複写、佐倉市保管)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by