野田追場所(読み)のだおいばしよ

日本歴史地名大系 「野田追場所」の解説

野田追場所
のだおいばしよ

箱館付近から東蝦夷地沿岸に広がる箱館六箇場所(持場)の一つ。モナシベ川付近を境に茅部かやべ場所と接し、サカイ川付近をもってユウラップ場所と接する。シャクシャインの戦に関連して「津軽一統志」の「松前より下狄地所付」に「のたあい」は「とち川より八里有、新(田脱)権之助商場 狄おとなサルコ」とあり、この頃から商場で松前藩の重臣新井田家の知行地であったことが判明する。「蝦夷商賈聞書」には「ヲトシ部・モナシ部・野田ヲイ、此三ケ所新井田権之助殿御預リ」とあって、当場所はヲトシベ、モナシベ、ノタヲイの三ヵ所が中心であったことがわかる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

1 食肉目クマ科の哺乳類の総称。全般に大形で、がっしりした体格をし、足の裏をかかとまで地面につけて歩く。ヨーロッパ・アジア・北アメリカおよび南アメリカ北部に分布し、ホッキョクグマ・マレーグマなど7種が...

熊の用語解説を読む