金は天下の回りもの(読み)カネハテンカノマワリモノ

デジタル大辞泉 「金は天下の回りもの」の意味・読み・例文・類語

かね天下てんかまわりもの

金銭一つ所にとどまっているものではなく、今持っている者もいつか失ったり、今ない者もいつか手に入れたりする。金は天下の回り持ち。

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精選版 日本国語大辞典 「金は天下の回りもの」の意味・読み・例文・類語

かね【金】 は=天下(てんか)[=世界(せかい)]の=回(まわ)りもの[=回(まわ)り持(も)ち]

  1. 金銭は一つ所にばかりとどまっているわけではなく、今多くの金銭を持っている者もそれを失い、今金銭のない者にもやがては回ってくる。世界の宝は回りもち。
    1. [初出の実例]「金(カネ)は世界(セカイ)の廻(マハ)りもの、散る秋あれば花の咲く再び春に廻(めぐ)り逢ふ」(出典歌舞伎・上総綿小紋単地(1865)六幕)

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