金を泥に捨て玉を淵に沈む(読み)きんをでいにすてたまをふちにしずむ

精選版 日本国語大辞典 の解説

きん【金】 を 泥(でい)に捨(す)て玉(たま)を淵(ふち)に沈(しず)

  1. 金は泥の中に捨て、玉は淵の底に沈める。無用の宝に心がとらわれるのを防ぐための処置をいう。私欲を離れる。
  2. ( 誤用して ) 金や玉のように貴く美しいものでも用い方が誤っていれば、何の値打ちもないことのたとえにいう。
    1. [初出の実例]「窮民孤独の飢を資くるにも非ず、又供仏施僧の檀施にも非ず。只金を泥(デイ)に捨て玉を淵(フチ)に沈(シヅ)めたるに相同じ」(出典太平記(14C後)三三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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