金丹円(読み)きんたんえん

精選版 日本国語大辞典 「金丹円」の意味・読み・例文・類語

きんたん‐えん‥ヱン【金丹円】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 薬の名。詳細は不明。
    1. [初出の実例]「どんぶりからきんたんゑんをだしてやる」(出典:洒落本・まわし枕(1789))
  3. 小判をいう。万病にきくものの意をもたせて、薬の名のようにいった語。
    1. [初出の実例]「たんと所持した金丹円(キンタンヱン)、こうぱっぱっとはづみかけるは、何ときついものか」(出典:歌舞伎・千代始音頭瀬渡(1785)三立)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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