金側(読み)キンガワ

デジタル大辞泉 「金側」の意味・読み・例文・類語

きん‐がわ〔‐がは〕【金側】

外まわりを金で作ったもの。「金側時計

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精選版 日本国語大辞典 「金側」の意味・読み・例文・類語

きん‐がわ‥がは【金側】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「きんかわ」とも )
  2. 外まわりを金でつくったもの。また、金製のがわ。
    1. [初出の実例]「暫く敝衣を着くと雖も、又羅紗の衣裳を纏ふて、金皮の時器を携ふ可き也」(出典:東京新繁昌記(1874‐76)〈服部誠一〉初)
    2. 「今日はなぜか、二度も、三度も、金側(キンガワ)の時計を一つ欲しと思へり」(出典:悲しき玩具(1912)〈石川啄木〉)
  3. きんがわどけい(金側時計)」の略。
    1. [初出の実例]「自分の金側を出して、二分程ちがってると云ひながら」(出典:坊っちゃん(1906)〈夏目漱石〉七)

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