金味(読み)カナアジ

デジタル大辞泉 「金味」の意味・読み・例文・類語

かな‐あじ〔‐あぢ〕【金味/鉄味】

鉄の品質
刃物切れ味
「さほど不心掛けでは、太刀先の―もおぼつかなし」〈浄・浦島年代記〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「金味」の意味・読み・例文・類語

かな‐あじ‥あぢ【金味・鉄味】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 鉄の品質。かねあじ。
  3. 刃物の切れ味や、でき具合。かねあじ。
    1. [初出の実例]「さ程不心がけでは、太刀先の劔味(カナアヂ)も覚束なし」(出典浄瑠璃・浦島年代記(1722)一)

かね‐あじ‥あぢ【金味】

  1. 〘 名詞 〙かなあじ(金味)
    1. [初出の実例]「扨扨きたいの金味(カネアヂ)色合・ひびき、無上至極」(出典:浄瑠璃・唐船噺今国性爺(1722)上)

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